『チョコと本音』(2)*
「あんっ! はんっ……あぁっ……あ」
花白ちゃんの口からいつもより艶を帯びた喘ぎ声がもれる。
いつもは感じながらも無意識に喘ぎ声にセーブがかかっていたようだ。
いつになく乱れている花白ちゃんの姿に、抑えが効かなくなる。
僕は花白ちゃんのスカートを捲り上げて下着をずらし、蕾に指を挿入した。
湿り気を帯びた蜜部は、スムーズに英の指を飲み込んでいく。
「んんっ……!」
Gスポットを刺激すると、花白ちゃんから甘い声が零れた。
指を二本に増やし、わざとクチュクチュと音をさせて膣内を掻き回す。
溢れ出す愛液は花白ちゃんの下着を湿らせていく。
「下着が濡れてきてるね」
「やぁ……あんっ」
下着が濡れて気持ち悪いのか、花白ちゃんは自ら下着を快楽に震える指で脱いだ。
下着を取り去り、熱に浮かされたように自分のベルトとスラックスのボタンやファスナーを下ろし、自身を取り出す。
「ん……おっきい……」
雄は既に熱くたぎっていた。
「花白ちゃんのせいだよ」
本来なら娘になるはずだった少女に、自分を律することが出来ないほど焦がれている。
「ん……嬉しい」
うっとりと花白ちゃんが微笑み、僕の楔を手で持ち、蕾と位地を合わせた。
それを見て、僕は慌てて花白ちゃんの腰を掴んで止める。
「駄目だよ、花白ちゃん。まだスキンつけてないから」
「ヤッ! このままがいいの」
「花白ちゃん!!」
語尾を強くしても花白ちゃんは幼い子どものように顔を振り、僕の腕を無理矢理離した。
ゆっくりと、重力に従って英の楔が蕾に呑み込まれて行く。
「んっんっ……入った?」
全てをおさめると、いつもより奥まで入っている気がする。
初めて生身で脈打つモノを受け入れ、私はは熱い息をつく。
私はパパの腹部に手をついて、動き始めた。
「あんっ……ああっ!」
自分でイイ場所を擦って突き上げる。
「あっぁ……きゃっ!?」
私の媚態を眺めていたパパが突然、繋がったままの状態で後ろに倒し、体位を入れ替えた。
何が起こったのか分からないまま、パパが抽挿を再開させる。
「ああぁん…ふぅ…やぁぁ!」
ズチュズチュと激しく突き上げ、乱れ狂う花白ちゃんを堪能する。
突き上げる度に室内に甘い声が響き、僕はその声をもっと聞きたくて、より深く彼女の最奥を目指して突き上げる。
「ああんっ! ……あっ、あんっ!」
花白ちゃんが切なげに眉を寄せ、限界が近いことを僕は悟る。
激しく腰を打ち付けながら、口づけを交わす。
「ん…んん……あんっ!」
舌を絡ませ、互いに唾液を飲み下す。
「くっ……」
花白ちゃんの温かく吸い付いてくる襞に、僕も限界が近くなる。
子宮口を穿ちながら、花白ちゃんに尋ねる。
「花白ちゃん、抜くよ……」
妊娠のことを考えると、膣内に出すわけにはいかないからだ。
「や……ナカで出して!」
腰を引こうとする僕の雄を締め付け、引き止める。
花白ちゃんは高校三年生で、もうすぐ高校を卒業するとは言え彼女の言うことを聞くわけにはいかない。
「駄目だよ」
「ね?」と花白ちゃんに言い聞かせるが、花白ちゃんはイヤイヤと首を振る。
「ヤなの。欲しいの……」
「パパの赤ちゃん……」と、小さな声で囁かれる。
花白ちゃんのその言葉に、僕の雄がナカで更に重を増す。
「酔いが醒めて、後悔しても知らないよ?」
花白ちゃんの言葉に、僕は迷いなく突き上げていく。
「はぁん…ん…だめえぇぇ!」
花白ちゃんの甲高い悲鳴を聞きながら、僕は彼女のナカで欲を放った。
「あ……んぅ」
初めて身体の奥に注がれる白濁の感覚に、花白ちゃんが身体を震わせる。
焦点の合わない彼女と口づけを交わし、僕は繋がったまま花白ちゃんを抱き締めた。
***
――翌朝
「うぅ……。頭痛い」
私はベッドの上に上半身を起こし、頭痛を堪えていた。
(昨日チョコ食べて、どうしたんだっけ……)
「あれ……思い出せない」
うんうんと思案していると、扉が開かれ薬と水を持ったパパが入ってくる。
「花白ちゃん、絶対に僕がいない時にお酒飲んだり、入ってるものを食べちゃだめだよ」
サイドボードに水と薬を置きながら、パパが言った。
「ほぇ?」
「いいね?」
有無を言わさない口調のパパに、わけも分からずに頷く。
「誰にもあんなに可愛い花白ちゃんを見せるわけにはいかないからね」
小さな声で呟くと薬と水を口に含み、私のの頷を掴んで口づけた。
「ん……」
瞳を閉じてキスに応えながら、ほろ苦い薬は昨夜食べたチョコレートのようだと思った――
*END*
結衣様に捧げます。
キリリク有難うございました。
君捧TOP